第二種候補問題No. 02 手順

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以下,「令和4年度第二種電気工事士下期技能試験」を例にして説明します.
断りの無い場合,出典は全て(一財)電気技術者試験センターです.

支給材料

支給材料の一覧が見える状態で問題用紙が配られます.イメージしながら待つことになります.

配線図

監督員の開始の合図が有って問題用紙を開くと,左側のページに配線図や端子台説明図が印刷されています.

既に候補問題で「記載の無い電線の種類は,VVF1.6とする。」と書かれていますので,新たに「配置寸法」とVVF 1.6-3Cを使用する箇所があることが書き加えられているだけです.

課題の注意点

候補問題No. 02が要求している課題は,器具の配置など全候補問題に共通の項目以外に,

  1. 埋込連用取付枠への器具の取付け(2個の場合)
    • 上段にパイロットランプ,中段を空けて下段に片切スイッチがセットされているか?
  2. 3心線によるパイロットランプ,片切スイッチへの結線
    • 非接地側,接地側,負荷側の区別がされているか?
  3. 埋込コンセントの2口と1口の渡り接続
    • 非接地側と接地側の渡り線が正しく連結されているか?

が問われています.

施工条件

右側のページに施工条件が書かれていますので,左ページの配線図等を見ながら一つずつ確認します.

2.確認表示灯(パイロットランプ)は,常時点灯とすること。
5.埋込連用取付枠は,タンブラスイッチ及びパイロットランプ部分に使用すること。

パイロットランプについて書かれているので,条件2と5を同時に見ておきます.

常時点灯」という意味は【スイッチで入切しなくても常に導通している】状態なので,(極性の無い)コンセントだと思えば簡単です.

埋込連用取付枠の事が書かれているので,器具を減らす意味でもパイロットランプと片切スイッチを取付枠に取り付けてしまいましょう.取付枠を含めこれで器具が3個から1個に減って,机上がスッキリします.

配線図より,パイロットランプが上になります.埋込連用取付枠への器具取付けを参考にして下さい.

2.電線の色別(絶縁被覆の色)は,次によること。
  ①電源からの接地側電線には,すべて白色を使用する。
  ②電源から点滅器,パイロットランプ及びコンセントまでの非接地側電線には,すべて黒色を
   使用する。
  ③次の器具の端子には,白色の電線を結線する。
   ・コンセントの接地側極端子(Wと表示)
   ・ランプレセプタクルの受金ねじ部の端子

電線の(絶縁被覆の)色はこの条件が全てですので,ここに書かれていない「負荷側」などの色別指定は有りません.

黒色の線は「点滅器」つまりスイッチとパイロットランプ,コンセントの非接地側が指定色となります.

白色の線は「電源」に戻ってくる線,つまり接地側だけが指定色となります.

心線の接続時に再度確認しますので,アンダーラインなどを引いて強調しておきます.

3.VVF 用ジョイントボックス部分を経由する電線は,その部分ですべて接続箇所を設け,接続
方法は,次によること。
  ①A部分は,リングスリーブによる接続とする。
  ②B部分は,差込形コネクタによる接続とする。

この部分を読みながら,配線図のAの辺りに「リング」,Bの辺りに「差込」と書き込んでおきましょう.出来れば赤字がいいと思います.

施工開始

取付枠への器具取付

施工条件の最初に記載があるので,この部分を先に片付けてしまいます

取付方の説明を参考に取り付けてください.

最初の作業になりますので,いつものように上手く行かないかも知れません.上段にパイロットランプ,中段を空けて下段に片切スイッチを並べて,取付枠を左から斜めに差し入れて右側をパタッと落とし込めばピタッと収まるでしょう.

後は,確実にドライバーで締め込んで外れないことを確認しておいて下さい.

施工省略部

この課題では2箇所の施工省略部(電源部を含む)があります.順次片付けていきましょう.

電源部

約250mm長さで支給された【青シース】のVVF 2.0-2Cを,シースから絶縁被覆ごと抜け落ちないように,片方の電線を10mm程度ペンチで掴んで90度前後まで曲げておきます.

配置寸法の150mmに加え,(ジョイント)ボックス部の100mmが必要ですので,切断長さは250mmとなります.

しかし,この電線は使い切りですのでそのまま加工することになります.

電線の折り曲げていない側の端部から100mmのところにマジックで印を入れるか親指の爪を当て,それを目当てにシース剥ぎを行います.

電源部はジョイントボックスAでの接続なのでリングスリーブ.よって,このあと20mmの絶縁被覆剥ぎを行います.

最初に折り曲げた部分は元に戻さなくても大丈夫ですが,一層のこと折り曲げた根元から切断してしまってください.長さは十分に足りていますので大丈夫です.技能試験に係る「欠陥の判断基準」に記されている通り「配線図に示された寸法の 50%以下のもの」で無ければ欠陥となりませんので.

最後に,シースと絶縁被覆の境界で90度に折り曲げ,器具を並べた位置とは逆の場所に並べておきます.

決して,180度・・・つまり折り畳んだりしないようにしましょう.心線にストレスが掛かります.

負荷【イ】施工省略部

施工省略側の負荷【イ】(ランプレセプタクル)に向かう部分も,配置寸法の150mmボックス分の100mmを加えるだけです.

1250mm長さのVVF 1.6-2Cで,先端から300mm程度を真っ直ぐ伸ばした状態で100mmのところにマジックで印を入れるか親指の爪を当て,シース剥ぎを行います.

施工省略側の負荷【イ】は,ジョイントボックスBでの接続なので差込形コネクタ接続となり,13~14mmの絶縁被覆剥ぎを行います.

シースを剥いだ位置から配置寸法:150mmのところにマジックで印を入れるか親指の爪を当て,切断します.

最後に,シースと絶縁被覆の境界で90度に折り曲げ,器具を並べた位置とは逆の場所に並べておきます.

残りの電線は元の場所に戻しておきましょう.これは毎回,そうするように心掛けましょう.

ボックス間渡り線

この課題では,ボックス間渡り線を使用します.

VVF 1.6-3C 800mmの先端から400mm程度をしっかり伸ばした状態で,100mmのところにマジックで印を入れるか親指の爪を当て,シース剥ぎを行い,続けて絶縁被覆を20mm剥ぎます.

シースを剥いだ位置から配置寸法:150mmのところにマジックで印を入れ,更にボックス分の100mmを加えた位置で切断します.

切断した電線のマーキングした位置からシース剥ぎを行いますが,比較的短い電線ですので,2回目のシース剥ぎでは,既に剥いで露出している絶縁被覆がずれないように掴んでいる手の薬指や小指でしっかり電線を握るなどして意識しながら剥いでください.

できれば,既に加工した側の絶縁被覆とシースの境界で90度に折り曲げて置くのもいいでしょう.

ジョイントボックスAの側にリングスリーブ,Bの側に差込形コネクタを使用することが事前に判っているので,ここでの絶縁被覆剥ぎは既に片方を20mmで剥いでいますので,他方は最初から13~14mmで行います.

最後に,シースと絶縁被覆の境界で90度に折り曲げ,器具を並べた位置とは逆の場所に並べておきます.

このボックス間渡り線の色別ですが,【白】は特別で「接地線」と指定されていますので注意が必要です.
折り曲げる際に,白線だけ角度を変えておくといいと思います.(うっかりミス防止対策)

パイロットランプと片切スイッチ

ボックス間渡り線に使用したVVF 1.6-3Cが約450mm程度残っていますので,このままこの電線での施工を先に済ませてしまいます.真っ直ぐに延ばしておきます.

埋込連用取付枠には既にパイロットランプを上段に,片切スイッチを下段に取り付けていると思いますが,今回は電線を下部から配線しますので,

片切スイッチへの心線挿入①で説明した,

  • 下段に取り付ける場合    100mm
  • 中央に取り付ける場合     80mm
  • 上段に取り付ける場合     60mm

の順序を逆に読み換えてください.つまり,上段パイロットランプ側のシース剥ぎが100mmとなります.

ここでは1本の3心線だけで施工しますから,シース剥ぎはこれで終わりです.

パイロットランプに黒線と白線を使い,片切スイッチの負荷側に赤線を使いますので,先ず,黒と白だけで10mmの絶縁被覆剥ぎを行います.パイロットランプは本来12mmの絶縁被覆剥ぎですのでどちらでも構いません.外れなければ長過ぎるより短めの方が無難です.(実務ではストリップゲージに合わせて下さい)

片切スイッチは下段になりますので,残る赤線を絶縁被覆部分で 100 – 60 = 40,つまり40mm分を切断してしまい,それから10mmの絶縁被覆剥ぎを行う事でスッキリと整います.

 ※ これは絶対というものではありませんので,途中の絶縁被覆カットは省略してもOKです.

パイロットランプは,施工条件で「常時点灯」と指定さていますので,左右両端の片方に非接地線の黒,他方に接地線の白を接続しなければなりません.コンセントと同じ状態です.

なお,パイロットランプにはコンセントの様な「極性はありません」ので,左右のどちらが接地側という指定はありません.

しかし,下段の片切スイッチでは表面が黒線の側に非接地線をつなぐように本サイトでは一貫して統一していますので,器具を裏向けた状態で左側に非接地線の黒を差し込みます.

片切スイッチへの渡り線を差し込む必要がありますので,ここでは左の上部に差し込みましょう.

と言う事で,接地側の白線は右に差し込みます.こちらは上下どちらの差込穴でも構いませんが,整える意味で同じく上側に差し込む事にします.

3心線の残る赤線は,スイッチ【イ】から負荷【イ】に向かう電線ですので,下段の片切スイッチの裏向けた状態で右側に差し込みます.

パイロットランプの上に人差し指を置いて,片切スイッチの上の中指を置いて90度折り曲げますが,少しアールを付ける感じでゆったりと曲げてください.この時,心線の差し込み角度が90度を維持した状態を保つことを心がけて下さい.下の画像では黒線がやや傾いていてますが,これ以上は傾かないようにしましょう.

この場合の器具中心は埋込連用取付枠の中心と考えますので,その位置から配置寸法の150mmを測って仮の印を入れ,更にボックス分の100mmを測って切断します.下の画像では,器具中心がずれているようですが,撮影時の視点のずれによるモノです.無視して下さい.

仮の印部からシースを剥ぎ,続けて絶縁被覆を差込形コネクタ用に13~14mm剥ぎます.

渡り線の接続

この時点で未だ VVF 1.6-3C の電線が100mm以上残っていますが,渡り線に必要なのは上段,下段間の80mmですので,この分を電線から切断して用意します.
※ もしもこの時点で残りが80mmより短い場合は,次のステップで使用するVVF 1.6-2C取ります.

必要なのは黒線だけですので,白線と赤線は残りの電線と共にゴミ袋に捨てましょう.

80mmの電線(事実上はIV線)の両端から,絶縁被覆を10mm剥ぎます.

パイロットランプの非接地側の空いている下側の差込穴とスイッチ【イ】の上側の穴に渡して差し込みます.この時,人差しと中指を添えると綺麗に曲がったブリッジになります.

渡り線

最後に,シースと絶縁被覆の境界で90度に折り曲げ,器具を並べた位置とは逆の場所に並べておきます.

なお,以下の様な接続でも電気的には同等ですので問題ありません.渡り線が邪魔をせず,スッキリしたつなぎ方になります.

スイッチに非接地線を先に差し込んで,渡り線でパイロットランプに電源供給するつなぎ方

2種類のコンセント

残る電線は,施工省略部で使用したVVF 1.6-2Cだけで,まだ約1000mmも残っていますので,ランプレセプタクルで使用するには長過ぎます.先にコンセント類を済ませてしまいましょう.

この課題では,2口の埋込コンセントを使用し,更に2口コンセントから1口コンセントへ渡り接続する配線になっています.

2口コンセントの施工

2口コンセントは既に埋込連用取付枠に取り付けられたような形状ですので,同じ様に考えれば良いでしょう.

VVF 1.6-2Cの先端から400mm程度を真っ直ぐに伸ばした状態で,取付枠の中段に心線を差し込むことから,先ずシースは80mm剥いて,絶縁被覆を10mm剥ぎます.

裏返すと,本来取付枠の中段となる位置に心線の差込口が有って,右に大きく「W」の文字が見えます.こちらに接地線の白線を差し込み,左側に非接地線の黒線を差し込みます.

1口コンセントへの渡り線を差し込みますので,どちらも上段の差込穴に差し込んだ方が扱い易いと思います.

人差し指をあてがうようにして,心線の差し込み角度が90度を維持した状態で電線を折り曲げます.この時,心線の差し込み角度が90度を維持した状態を保つことを心がけて下さい.

器具中心から150mmを測ってマジック等で印を付け,更にボックス分の100mmを加えたところで電線を切断します.

ボックス分100mmのシースを剥いだ後,ジョイントボックスA側なので差込形コネクタ用の13~14mmの絶縁被覆剥ぎを行います.

1口コンセントの施工

この部分は少し特殊なつなぎ方になってしまいますので,工夫をします.

この時点でVVF 1.6-2Cの電線が700mm近く残っていると思います.

電線の約50mmだけシースを剥ぎ,出来れば白線を20mm更に短く切断します.
※ この一手間で,電線が捻れることを防げます.

それぞれ絶縁被覆を10mm剥いで,先程の2口コンセントの下段の余った差込口の「W」側に白線,他方に黒線を差し込み,心線の差し込み角度が90度を維持した状態を保ちながら,右側に人差し指で支えながら90度折り曲げます.

配線図では,1口コンセントが2口コンセントの左側になりますが,心線を差し込む際は裏返っていますので,1口コンセントは右側になります.

ここで,裏返ったままの状態で2口コンセントの中央から150mmと差込口への折り曲げ分相当の約30mmを加えた長さに電線を切断します.

絶縁被覆を50mm程度剥いで,ここでは黒線を更に約20mm短くします.

それぞれ絶縁被覆を10mm剥いで,そのまま1口コンセントに差し込み,形をとと終えればこの部分の施行は終了です.

ランプレセプタクル

ここまで来ると,最後の電線VVF 1.6-2Cは,少なくとも約400mm残っていると思います.

輪作りランプレセプタクルへの心線挿入を参考に,先ずシースを約45mm剥いで,絶縁被覆を約20mm剥ぎます.

絶縁被覆の白色が左,黒色が右の向きで輪作りをし,ランプレセプタクルも接地側(受金)を左,非接地側(中央電極)を右にして持ち,電線端を手前の開口部から差し込んでねじ締めを行います.

元は1250mm程度の長さがあった電線は,約400mmにまで短くなっていますので,輪作りをしてから電線端をランプレセプタクルの開口部から差し込み易くなっています.

差し込んだ電線をランプレセプタクルの角に指を当てて90度折り曲げ,器具中心を基点に配置寸法の150mmで仮の印を入れ,更にボック分の100mmを測って切断します.

電線の一方が器具に接続されていますので,電線が短くても絶縁被覆が動くことはありませんので,この状態で絶縁被覆を仮の印を入れておいた100mmの位置で剥ぎます.

ランプレセプタクルは,ジョイントボックスAでの接続なのでリングスリーブ接続となり,約20mmの絶縁被覆剥ぎを行います.

最後に,シースと絶縁被覆の境界で90度に折り曲げ,器具を並べた位置とは逆の場所に並べておきます.

配線部品の整列

全ての器具との配線が終わりましたので,ジョイントボックスA,Bを意識して各配線部品を正しい位置に並べます.

ボックス間渡り線は,絶縁被覆を20mm剥いだ側が左(ジョイントボックスA側)になります.

この時には,厚紙上には切断カスなどは残っていない状態にしておきましょう.

心線同士の接続

最後の仕上げになります.

接続箇所の結束

接続箇所は最小で行うのが原則ですから,電気的に共通する電線は全て一つに束ねます.

絶縁被覆で束ねることになりますが,100mm長さの結束バンドがオススメです.針金入りモールなどでも構いません.

ダブルクリップや合格クリップでも構わないとは思いますが,邪魔な上にしっかりと固定できないのでオススメはしません.

差込形コネクタでの接続は「1本ずつ」確認しながら差し込んでいきますので,結束する工程は不要です.

電源線の結束

電源線は「黒」,「白」をどれにつなぐかだけですので,最初に片付けてしまいます.

VVF 2.0-2C(青シース)の電源線をジョインロボックスBからの渡り線とジョイントボックスAで接続します.

非接地線は全て黒色で,接地線は全て白色で接続するように施工条件で指示されていますので,電源の黒線とボックス間渡り線の黒線を結束します.心線の構成は2.0mmと1.6mmが各1本になります.

続いて,電源の白線と負荷【イ】のランプレセプタクルから伸びている電線のうちの白線,ボックス間渡り線の白線の計3本を結束します.心線の構成は2.0mmが1本と1.6mmが2本になります.

ジョイントボックスA側での電源に関する結束は以上で,ジョイントボックスB側は差込形コネクタですので,結束せずにそのまま心線を差し込んでしまいます.

ボックス間渡り線の黒線が電源の黒線(非接地側)ですので,2口コンセントの黒線とパイロットランプ(またはスイッチ:イ)の黒線を3本用差込形コネクタ(青)に差し込みます.

続いて,ボックス間渡り線の白線が電源の白線(接地側)ですので,2口コンセントの白線とパイロットランプの白線,施工省略部の負荷【イ】の白線4本用差込形コネクタ(黄)に差し込みます.

負荷側の結束

ジョイントボックスAでは,負荷【イ】のランプレセプタクルから伸びた黒線と,ボックス間渡り線の赤線とを結束します.心線の構成は1.6mmが2本になります.

なお,刻印もこの時点で【○】と判っているため,いきなりリングスリーブで接続してもいいと思います.その場合は一々,結束バンドで縛ることはしません.

以上,ジョイントボックスA側の結束は3箇所となります.

ジョイントボックスBでは負荷側の接続のみで,ボックス間渡り線の赤線とスイッチ【イ】の赤線,施工省略部の負荷【イ】の黒線の3本を,3本用差込形コネクタ(青)に差し込みます.

以上,ジョイントボックスB側の差込形コネクタでの接続は3箇所で完了です.

リングスリーブでの接続

ジョイントボックスA側で結束しておいた電線を順次リングスリーブで接続します.

ここで皆さんは,リングスリーブの選択に悩まれるかも知れませんが,落ち着いてください.

  • 支給されたリングスリーブは小のみ
  • 個数は5個.しかし結束は3箇所なので2個は予備
  • 電源線は2.0mm径なので,刻印は【○】ではなく【小】
  • 負荷線の接続箇所は1.6mm径で2本のみ.よって刻印は【○】

と,自動的に決まってしまうのです.一覧表はここでは不要です.

最後に,結束バンドなどの「支給品以外」の治具等は取り外してください.

確認,修正

もう一度,施工条件と照らし合わしたり,リングスリーブの刻印,心線の長さなどを確認します.

万が一,結線ミスを見つけた場合は,落ち着いてやり直してください.絶縁被覆の長さなどには結構余裕があるものです.

また,複線図を描くという無駄を省いていますので,時間的にも余裕があるはずです.

掃除,整形

監督員(審査員)の印象にも影響しますので,完成品以外は全て「厚紙」より外に片付けてしまいます.

納得がいくまで形を整えれば終了です.

エフの取付け

完成品のケーブルなどにエフ(絵符)をつながっている細い針金で結びつけます.

退席する際には,持ち込んだ工具や治具,筆記具などを置き忘れないようにしましょう.

お疲れ様でした.

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