第二種技能-03 便利な工具,グッズ類

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こちらで紹介した工具類で必要十分ですが,より早く,綺麗に課題を仕上げるためには,以下の工具やグッズ類を揃えるときっといいことがあります.重要度の高い順にA,B,Cグループ(必需工具はSグルプ)として,

Aグループ

  • 時計類
  • ハンドタオル
  • 絆創膏
  • 直尺(大)
  • 養生テープ
  • 小物入れ

Bグループ

Cグループ

  • プレートはずしキー
  • 直尺(小)
  • 手袋

小物が多い様ですが,タオルや養生テープは本当に助かります.

【2022/12/28追記】
会場に時計がない事もあり,あったとしてもキョロキョロ出来ませんので,「アラーム機能を無効にした」時計類を用意しましょう.スマホは受験会場の机上に置けませんから,腕時計かトラベルウォッチ程度の大きさにしましょう.スマートウォッチも控えた方がいいと思います.

ハンドタオルは出来れば2枚.フェイスタオルでもいいですが,少し邪魔になるかも知れません.工具類を机に並べる際,下にタオルを敷くことで滑らなくなりますし,大学の長机などは手前に傾いていたりしますので,工具類が転げ落ちるのを防いでくれます.音も小さくなって落ち着きます.

また,うっかり怪我をした時の血止めにも使えます.この時はすかさず絆創膏で処置して下さい.もたもたしていると,怪我を理由に退出させられかねませんので.もちろん,その程度では血が止まらない大怪我の場合は潔く諦めてください.治療を優先して次回にリベンジを.

直尺(大)は300-450mm程度のステンレス製かアルミ製のものになりますが,私はたまたまアルミ製の450mm直尺を購入し試験で使用.軽くて何より滑り止め(深い意味は無い :p)が付いていてかなり便利でした.今も実務で愛用しています.

  売店コーナー

この直尺を固定したり,支給された器具類の入った箱や中のビニル袋をゴミ袋として机にぶら下げるときに,25mm幅の養生テープが重宝します.

小物入れは,100円ショップのプラスチックケースで,リングスリーブや差込形コネクタ等を入れておくために用意しておいた方がいいと思います.

ニッパは,ペンチより「キワ」で切りそろえたいときに使用しますが,私は配線の束を仮締めしておくとき使用する結束バンド(黄色など目立つ色で100mm程度)を切断するときや,輪作りの仕上げに使用しました.こう言った使用目的から,ニッパの刃の形状は「薄刃」,「フラット」と呼ばれるタイプが良いのですが,非常に切れ易いため怪我にはご注意下さい.常時開いた状態で作業をし易くする目的でスプリングが付いているタイプは,刃先が開いていて非常に危険ですのでスプリングを外しておきましょう.

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電工ナイフはVVFストリッパーさえ持っていれば殆ど使うことはありませんが,VVRと言う丸形のケーブルのシースを剥がす時には,電工ナイフを使った方が安全ですので,使い慣れておくことをおススメします.ただし,コツを掴めばVVFストリッパーでも行える作業ですので,絶対ではありません.試験では予期しないことも起きやすいので,お守りのつもりで用意されれば良いかと思います.

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最近の電工ナイフはみな非常におしゃれで機能的ですが,技能試験のみにそこまで出費をする必要はありませんので,3種だけ載せておきます.

デンサン DK-660B マーベル MEK-70 SK-11全綱

ベテラン電気工事士さんによると,電工ナイフより電工カッターだと仰いますが,個人的には「技能試験のために冒険はしない方がいい/とにかく合格あるのみ」と思います.

先の投稿でも触れましたが,プレートはずしキー は便利です.マイナスドライバーだけでも十分ですが,この治具があると「器具に挿した芯線を【2箇所同時に】引き抜く」事が出来ます.試験中は,練習では見られなかった様な間違いをしでかすものです.持っているだけで安心.

直尺(小)は「確認用グッズ」です.器具に接続した心線が何mm出ている,リングスリーブの裾から何mm,頭から何mmなど,確認する時にとても便利ですので,是非用意して下さい.

手袋については,私自身が技能試験では使用していませんのでコメントしようがありませんが,怪我防止の意味で「手にフィットして遊びの少ない」電工用手袋がよく勧められています.

技能試験では通電確認がありませんので感電の恐れはありませんし,ネジをつまむ際に取り落としたりしかねませんので,無くても良いと思います.

以上,あると便利な工具,グッズ類の紹介でした.

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