第二種技能-06 課題に使う電線類

この記事は約3分で読めます。

この前の投稿では,器具類までの紹介で終わってしまいましたのでその続きになります.

第二種技能試験に使用される電線のうち外装(シース)を持つケーブルは,使用量が多い順に以下のようになります.

  1. VVF 1.6-2C
  2. VVF 1.6-3C
  3. VVF 2.0-2C  (青シース)
  4. VVF 2.0-3C  (青シース)
  5. VVF 2.0-3C  (住宅内200V分岐回路専用)
  6. EM-EEF 2.0-2C (エコケーブル
  7. VVR 1.6-2C
  8. VVR 2.0-2C

また,外装されていないIV線が4種類(と言うか4色)使用されます.

  • IV 1.6-B(黒)
  • IV 1.6-W(白)
  • IV 1.6-R(赤)
  • IV 1.6-G(緑)・・・接地専用

この内,VVF 2.0-2C及び-3Cは,普通色(灰色)で代用できます.青シースのケーブルは技能試験で使う以外あまり使用しませんので,多く購入することは控えて下さい.

ただし,試験の練習をする際は,シースに青マジックなどで印を入れておくクセを付けて作業されたほうがいいでしょう.実際の試験で,青シースで配線するところを灰シースで間違ったから青マジックで塗ってしまえ!と言うのは即,不合格ですので忘れずに.

  マジクインキ大型青  マジクインキ極太青  マジックインキ青  

住宅内200V分岐回路専用の「」からなる3心ケーブルは,一般的なVCC 2.0-3Cの白線を緑線に見立ててもいいのですが,絶縁被覆の色の並びが違いますから,1mほど購入しておいた方がいいと思います.

また,エコケーブルと呼ばれるEM-EEF 2.0-2Cは「絶対に用意」しておきましょう.このケーブルはシース(外装),絶縁被覆共に「剥ぎ取り難い」事から,練習でもしっかり剥ぐ作業に慣れておいた方がいいからです.特に冬場となる下期の技能試験を受験される方は注意して下さい.

この様に,剥ぎ取り難いシースや絶縁被覆もペンチを使えば容易に剥ぐことが出来ますので大丈夫です.また別の投稿で説明させて戴きます.

配線材料の電線類は,m単位で購入するとかなり割高になりますので,電線類も含まれているセット類を購入してしまう方が割安です.

  売店コーナー

しかし,多くて3回分のセットですから,個別の作業(今後は試験センターの表記に準じて「単位作業」とします)を徹底して練習しようとすると,電線が足らなくなってしまいます.もちろん,1回分の電線を何度も使い回して練習するのもムダが無くてお勧めですが,やはり電線には余裕があった方がいいと思います.

また,課題ごとに電線を支給長さに切りそろえる作業も,単調な作業練習から離れて,気分が落ち着くものです.

と言う事から,セット販売メーカからも追加の電線セットを販売されていますので,時期を見て購入されてもいいかと思います.

  売店コーナー

電線類の価格は結構バラツキがあります.ネット検索するなどして「まとめ買い」された方が割安という場合もあります.

私の場合は,第一種電気工事士も目指していましたので,VVF1.6-2Cだけは100m巻を購入しました.これだけあれば,シース剥ぎ,絶縁被覆剥ぎの練習をやり放題ですし,その後のDIYで直ぐに無くなりましたので無駄にはなりませんでした.

コメント