いきなりですが,この辺で試験会場の様子を...
受験者一人に割り当てられた「作業スペース」は広くてもタテ(奥行)400~450mm,ヨコ(幅):600~750mm程度だと思っておいて下さい.幅はもっと狭いかも知れません.最近は,新型コロナ禍の影響から「一人で机一台」と言う会場もあるそうですが,期待しないで下さい.
日頃,広々とした場所で練習していると試験場で驚かれるかも知れませんので,最初から同じ様な広さで練習された方がいいと思います.
しかも,受験者の前には「保護板(板紙)」と称される灰色の厚紙(B3のクレー台紙と予想)が置かれていて,実際にはこの上で作業することになります.仕上げた作品もこの上で整えます.このB3の大きさ(広さ)にも慣れておくために,最初から意識しながら練習した方がいいと思います.
B3 の大きさってどのくらい?
タテ364mm,ヨコ515mmですので
A4 タテ210mm,ヨコ297mm A3 タテ297mm,ヨコ420mm
と比べると...
そこそこ大きなエリアにはなりますが,作業するには結構狭いと感じるでしょう.
この広さを基準に,右利きの私の場合は
- 左側は受験票とたまに使う工具類を置くスペース
- 右側はよく使う工具類と小物を置くスペース
- 奥側は器具類,電線類を置くスペース
- 手前側はスケール(直尺等)を置くスペース
- 手前下はゴミ袋を吊しておくスペース
と言うレイアウトでした.自分の得意な配置を意識しておいて下さい.
また,この「よく使う工具類」の置き場は重要で,VVFストリッパーやペンチ,プラスドライバー,マイナスドライバーをこの位置に置きます.また,下にハンドタオルを敷くかケース内に並べるといいでしょう.
左側の「たまに使う工具類」の置き場には,圧着ペンチや電工ナイフ,絆創膏などを,やはり滑らない工夫をして並べておきましょう.
実際の作業手順については,第二種技能に関する最後の投稿で説明させて頂きます.
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